TOEICの思い出(2010)

今週のお題 試験の思い出

大学一年生の時、原則全員受けることになっているTOEICの試験を前期の終わり頃に受けた。これで確か360点以上取ることが基礎英語の単位になるのだった。

4月のオリエンテーションで渡された課題を、私ははじめ我ながら生真面目に毎日こなしていたが、ある時周囲の誰もそんなことをしていないことを知ったとたん気が緩み全く手がつかなくなった。TOEICの日が迫り逆に周囲のみんなは集中して勉強し出してもやる気が戻らず無勉強で挑むことになった。

当日は天気が良かった。試験会場は自分の大学の講義室だった。指定の席に座ると隣は第二外国語で同じドイツ語のクラスのSさんだった。Sさんと私は当初同じグループだったが私が自然淘汰されて浮き始めていたのでうわぁあ、あ、久しぶり〜^ ^という感じだった(私が。向こうは冷静沈着だった)

試験は午後13時からだった。試験午後からとか寝そうだなと思いつつしっかり昼食を食べた結果、ポカポカした天候もあり、ただでさえ苦手なリスニングの大半を案の定眠ってしまった。

結果、360点は余裕で下回り、高校でとっていた英検2級の合格証明書を取り寄せて提出して基礎英語の単位の代わりにすることで再履修は回避した。

英検2級を取っていた自分を偉いと内心褒めまくったが、これからはTOEICという得体の知れないリスニング重視の世界なのだということに心は不安で暗くなった。